ニキビ跡、青髭、赤ら顔、毛穴の開きなど、男性でも肌荒れを気にしている人は多くいます。それらを男性でも、ファンデーションを使って自分の肌荒れを隠す事が出来るのは、ご存知ですか?
男性はほとんどの方がファンデーションなんて塗ったことがない、できれば塗りたくないと思っていることでしょう。めんどくさいと感じたり、周りにファンデーションを塗っているのがばれたら恥ずかしいと考えているからだと思います。今回は簡単で、時間がかからず、塗っているのがばれにくファンデーションの使用方法を説明します。
目次
ファンデーションの使用方法
ファンデーションの基礎の基礎
ファンデーションを使用する場合は、化粧水、クレンジング剤の三つは最低でも用意しておきましょう。【簡単に肌が綺麗に!肌荒れ男は必見|男性用ファンデーションの選び方】で書いた通り、ファンデーションにはいくつかの種類があります。まずは一般的かつ、男性でもできるファンデーションの簡単な塗り方を、ファンデーションの種類別に教えます。
ファンデーションを付ける前にする事
どんなファンデーションを使うにしても、次の手順は肌を荒れさせないためには必須の手順です。肌荒れが気になる方は特に注意が必要です。ファンデーションはお肌に良いものではありません。ですので、肌を守るため、少し面倒に感じるかもしれませんが、お肌のバリアーを作りましょう。
- まずは顔を洗い、余計な油分などを落としましょう。
- 次に化粧水です。500円玉より少し多いかなと思う量を手にとり、押さえ込むように肌に馴染ませていきます。化粧水は肌に潤いを与える事ができます。
- 乳液を塗ります。潤った肌から水分が蒸発していくのを防ぎます。
- 化粧下地を塗ります。毛穴を埋めて肌を均し、パウダーが乗りやすくします。化粧下地を持っていなければ、日焼け止めなどでもその効果を得られることがあります。
(※下地成分も含むオールインワンタイプなら、この手順は省けます。)
パウダーファンデーションの使い方
- コンシーラーを使用する方は、使用しましょう。(コンシーラーの説明は下記の章をご覧ください)
- パウダーファンデーションをパフまたはブラシに取ります。カバー力を重視したい人はパフを、自然な状態(つけてない様に見せたい)方はブラシを使ってください。
- 顔の中心、鼻やホホの内側、目の下の骨など出っ張っている箇所を最初に乗せます。
- その後、顔の外側に向かって、馴染ませましょう。顔の外側はつけすぎ注意です。つけすぎると首の色と顔の色が違って、不自然になります。
リキッドor水ファンデーションの使い方
- リキッドor水ファンデーションを手のひらに100円玉程取ります。
- 顔の中心、鼻やホホの内側、目の下の骨など出っ張っている箇所を中心に、五つの場所に乗せていきます。(右図参照)
- 顔の外側に向かって伸ばしていきます。伸ばす際は指でもできますが、化粧用スポンジ(100均や薬局に売っている)を使用するとムラになりにくいです。
- コンシーラーを使用する方は、使用しましょう。(コンシーラーの説明は下記の章をご覧ください)
- ルースパウダー(無色の粉)で全体をコーティングすると、化粧崩れがしにくくなります。必須ではありませんが、顔が油っぽくなりがちな方は、使用した方が良いでしょう。
簡単なリキッドor水ファンデーションの使用方法
一番簡単な方法ですが、ムラになりやすく、首と顔との境目が出やすいのが難点です。ですので、ファンデーションの使用量を少な目で挑戦してください。
- リキッドor水ファンデーションを手のひらに取ります。
- 両方の手のひらを擦り合わせて、ファンデーションを伸ばします。
- そのまま、顔を洗うように塗ります。顔の中心から外に向かうようにして、伸ばしましょう。
- 手に最後残ったファンデーションは、首に使用するとムラなく仕上がります。
スティックファンデーションの使い方
スティックファンデーションは、とてもカバー力が強く肌の粗を隠すのに優れています。口紅の様に押し出して使う、棒状のファンデーションです。ただし、厚塗りになりやすく、初心者には少し難しいかもしれません。
- スティックファンデーションを数ミリ繰り出します。
- 顔の中心、鼻やホホの内側、目の下の骨など出っ張っている箇所を中心に、五つの場所に乗せていきます。(右図参照)
- 顔の外側に向かって伸ばしていきます。伸ばす際は指でもできますが、化粧用スポンジ(100均や薬局に売っている)を使用するとムラになりにくいです。
※冬の寒い日などは、スティックファンデーションが固まり上手く伸びません。その場合は、手の甲につけてから、温めた後にお肌に指かスポンジを使って塗るようにしましょう。
以上が基礎的な方法ですが、使用する化粧品によっては手順が変わったります。特に下地やコンシーラーが含まれているオールインワンタイプのファンデーションだと、その手間を省くことができます。
コンシーラーについて
気になるところを隠したいならコンシーラー
コンシーラーとは、隠したいところだけを隠すためのカバー力の高いポイントファンデーションのことです。スティック状のものやクリーム状のものがあります。使い方も簡単で、気になるところにポンッと塗せるだけです。ただしそのままではその部分だけ浮いてしまうので周りに馴染ませましょう。ここでポイントなのは、馴染ませる時に伸ばすのではなく、軽く叩くようにして周りとの境界線をぼかしていくと、うまく塗れます。コンシーラーをつけるタイミングはパウダーとリキッドによって違う(上記)ので注意してください。
男性ならコンシーラーだけでも!
毛穴や赤みは特に気にならない、ニキビ跡や細かい肌荒れ、シミなどが少し気になるという方は、ファンデーションは使用せず、コンシーラーだけでも良いでしょう。男性の場合その方が自然に見えることもあります。コンシーラーを気になるところに塗って周りに馴染ませるだけでも十分効果があります。ただし、炎症が治まっていないニキビ跡には使わないようにしましょう。また、ファンデーションがないのでぼかしにくいので、できるだけ自分の肌の色に近い色のものを使いましょう。コンシーラーは色が濃いものが多いので、男性の肌に合う色も多いと思います。
コンシーラーには種類がある
コンシーラーには、ニキビ跡を隠す、目のくま、シミを隠すなどの使用方法がありますが、実は使用する用途によって、種類があります。購入する時は、自分は何を隠したくて購入するのか考えて、自分に合うコンシーラーを見つけましょう。
注意事項
青髭を隠したい方へ
青髭対策用のファンデーションもあり、地肌にそのまま撫でるように塗れるタイプがあって使いやすいと思います。ですが、これは青髭対策用なので、色が白めになっています。色合いが合わない場合は、これで青髭を隠した上から全体にファンデーションを塗りましょう。または、肌色が暗めでも髭が目立つ方は、上の方法と同じようにコンシーラーとファンデーションで隠しましょう。
落とす時はクレンジングを使用する
ファンデーションやコンシーラーを使った後は、石鹸だけで洗顔しても落ちません。そのままに何もしないというのも、もちろんNGです。顔料などが毛穴に残り、ひどい肌荒れに繋がります。落とす時は必ずクレンジングオイルやクレンジングフォームで落としてから洗顔しましょう。クレンジングがどうしても面倒だという方には天然素材でできたクレンジング不要の化粧品をお勧めします。
初使用時は、日光を使ってチェックする
初めて使うファンデーションは、必ず一度出かける前に使用して、日光の下で顔を見てみましょう。お部屋の照明では、不自然ではなかった色合いも日光の下に出ると、光の加減が変わり、浮いて見えたりします。浮いて見える場合は、色合いが合っていないか、塗りすぎの可能性が大きいです。ファンデーションデビューする前に、チェックしてみる事をお勧めします。
文字にしてみると少し面倒に感じるかもしれませんが、男性の髭剃りと同様に、習慣にしてしまうと数分で出来てしまいます。その数分だけで、自分の肌荒れが気にならなくなるのは、嬉しいことですよね。最初のうちは難しいかもしれませんが、慣れれば楽になります。ナチュラルに見えるファンデーション使いを目指して、頑張ってみて下さい。
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