「なんだか頭痛もするし、眠れない。おかしいなぁ。」と思った経験はありませんか?実はそれは冷え性から来る症状かもしれません。
冷え性と言えば女性のイメージが強いですが、近年男性の冷え性も増えています。そこで今回は冷え性の症状、原因と具体的な10個の対策法についてご紹介します。
症状
冷え性になると、内臓の機能が低下して、免疫力が低下し次の症状が現れます。
- 風邪を引きやすくなる
- 頭痛
- 不眠
- 便秘
- 肌荒れ
- ED
原因
運動不足
筋肉は動かされる事によって、熱を生み出します。しかし、運動不足になると筋力が低下し熱を生み出す能力が低くなり、身体が冷えてしまうのです。
また筋肉は血液やリンパ液を流す役割を持っています。運動する事によって筋肉がポンプの役割を果たし全身に血液やリンパ液を送っています。しかし、運動不足になると筋肉の機能が低下し血液の循環が悪くなり冷えに繋がります。
食生活
糖質、脂質を過剰に摂取すると、血液をドロドロにしてしまい、血液の流れが悪くなってしまいます。
暴飲暴食も冷えに繋がります。食べ物を消化するため、胃に身体中の血液が集まり、筋肉や臓器に流れる血液が少なくなります。すると、身体で作る熱が減少してしまい身体が冷えてしまうのです。
ストレス
ストレスが溜まると、自律神経系の一つの交感神経の働きが強くなります。交感神経の働きが強まると、アドレナリンが出ます。アドレナリンは血管を収縮させる作用があるので、血流が悪くなります。また、ストレスによって自律神経が乱れると代謝が下がってしまいます。そうして、体温が下がってしまい冷えに繋がるのです。
改善方法
運動
上半身の血流は心臓が担っていますが、下半身の血流はふくらはぎが担っています。なので、下半身の筋肉を鍛えるのが効果的です。ウォーキングやジョギング、スクワットなどの運動をとりいれましょう。
ストレッチをも効果的です。簡単に出来るストレッチを紹介します。
爪先伸ばし
足の甲を伸ばして5秒キープします。次に、アキレス腱を伸ばし5秒キープ。これを10セット行います。何回かやると足がポカポカしてきます。立ったままでも寝た姿勢でも行えます。
かかと上げ
椅子に座り、爪先をついた状態でかかとを上げ下げします。これを30回行います。ふくらはぎが刺激され血流が良くなります。
自転車こぎ
仰向けに寝ます。お腹に力を入れ、足を上げ自転車をこぐように動かします。これを30回行います。
食生活
たんぱく質
たんぱく質は、胃で消化する過程で、他の栄養素よりも多くの熱を発生させるため、体温を上昇させます。また、たんぱく質は筋肉を付ける為に必要不可欠な栄養素です。
たんぱく質が多く含む食材
- 大豆食品
- 乳製品
- 卵
- 豚肉
- 牛肉
- アジ
- カツオ
鉄分
赤血球の生成をするのに最も大事な成分です。赤血球は末端まで酸素を運び身体を温めます。
鉄分を含む食材
- レバー
- 牡蠣
- ひじき
- 大豆
ビタミンE
ビタミンEは毛細血管を拡張し末端まで血液を行き届かせてくれます。また、血液をサラサラにする効果もあります。
ビタミンEを含む食材
- ナッツ類
- アボカド
- たらこ
- うなぎ
- さつまいも
- ほうれん草
パントテン酸
パントテン酸は、抗ストレスビタミンと呼ばれていて、ストレスを受けると分泌される副腎脂質ホルモンの合成に関わるビタミンです。パントテン酸が不足すると、副腎皮質ホルモンの分泌が足りなくなってしまい、ストレスに対抗できなくなってしまいます。なので、ストレスによる冷え性には、パントテン酸を摂取するのが大切です。
パントテン酸を含む食材
- レバー
- 卵
- 落花生
- 納豆
温めて改善
冷え性を改善させるには温める事も大切です。冷たい飲み物は避け、常温の物か温かい飲み物を飲むようにしましょう。
お風呂もシャワーだけではなく、湯船に浸かるのを習慣にしましょう。
半身浴
38℃~40℃くらいのぬるめのお湯に20~40分浸かります。汗がジワーっと出るくらい浸かりましょう。
足湯
洗面器などを用意して、42℃くらいの熱めのお湯を入れて足湯します。毎日続けていくとだんだん冷えが改善していきます。
冷えに効果的なツボ
三陰交
内くるぶしから指四本分上にあるツボです。
親指で5秒ほど強く押しましょう。
気端
足の指の先にあるツボです。
親指と人差し指で痛いくらい刺激しましょう。
冷え性対策には、食生活を改善し、ちょっとした運動を取り入れて、ストレスを溜めない生活を心掛ける事が大切です。
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