乾燥による肌荒れを防ごう!正しい保湿と間違った保湿

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クリームを塗る男肌の保湿とは、肌の水分を維持する事です。肌は外部からのチリ、菌、紫外線などの悪いモノから守ってくれるものです。ですが、乾燥して水分が足りなくなるとそのバリア機能が弱まってしまい、角質も乱れ、シワやシミが出来やすくなります。そうならないためには正しい方法でしっかり保湿し、肌の潤いを守ることが重要です。乾燥は冬のイメージが強いですが、実は夏も紫外線によって乾燥しやすくなるので、保湿は一年中心がけておいたほうが良いものです。今回は肌がどのようにして保湿しているのかと肌の正しい保湿方法を紹介いたします。

 

 


皮脂膜、細胞間脂質、NMFが肌の保湿の要!

549503肌が水分を維持するために重要な3つのポイント

  • 皮膚を外の紫外線や乾燥から守り、水分の蒸発を防ぐ皮膚膜
  • 保湿成分も持ちながら、角質の細胞同士をつなぎ合わせバランスをとる細胞間脂質
  • 水分を吸収し維持するNMF(天然保湿因子)

この3つについて知っておくと保湿の重要さと難しさもわかるのではないでしょうか。

外敵から肌を守る皮脂膜

皮脂膜は肌を外側から守る天然のクリームであり、肌の水分が蒸発するのを防いでくれます。さらに外部からの刺激から肌を守るためのバリアーでもあります。その成分は皮脂(油分)と汗(水分)でできています。しかし汗が足りないと脂っこい肌、いわゆる脂性肌になりますし、どちらも足りていないとクリームとしての機能もバリアーとしての機能もほとんどでず、水分も蒸発しやすい乾燥肌になってしまいます。

細胞間脂質は肌全体のまとめ役

皮脂膜が外壁であれば、その内側こそが本体です。そして、本体の一番外側にあるのが角質層です。角質層内は角質細胞でできていますが、細胞と細胞の間にある脂質こそが細胞間脂質といわれる重要な脂質です。具体的にはセラミドなどがそうです。細胞同士が離れないようつなぎ留め、ぶつからないよう和らげてくれます。なぜこの細胞間脂質が保湿に重要かと言うと、細胞間脂質も保湿成分があるからです。細胞間脂質が少ない状態だと角質細胞がうまくつなぎ合わされず、スカスカの肌になってしまいます。その隙間から水分が外側に逃げる上に細胞間脂質が保持する水分量も少ないため全体的に水分不足になります。また細胞間脂質の不足はシワなどの原因でもあります。この細胞間脂質は新陳代謝によって生まれるため、年齢が上がるにつれ不足しがちになります。

水分を逃がさないNMF(天然保湿因子)

NMFはNatural Moisturizing Factorの略で天然保湿因子の意味です。角質層で水分を保持してくれる成分で、主な成分はアミノ酸ですが、NMFとしてのアミノ酸の生成過程は複雑です。ターンオーバーの際にもともと肌が有していたフィラグリンというタンパク質がNMFのアミノ酸になるとされています。他にもNMFには乳酸塩やミネラルなどの成分も含まれます。このNMFが少ないと水分を保つことができなくなり、乾燥しやすくなります。乾燥だけでなく、アトピー性皮膚炎などの原因にもなるそうです。ターンオーバーはケアをしないと年齢を重ねるごとに遅くなってくるのでNMFも減ってきてしまいます。

 


正しい肌の保湿方法

保湿といっても、ただ水分を足せばいいというわけではありません。例えば水で顔を洗ったとしても、普通の水は肌のバリア機能によって肌に浸透することができません。また表皮に残った水分が蒸発する時にはもともと肌が保っていた水分まで一緒に蒸発させてしまい、余計に乾燥することもあります。まずは正しい保湿方法を知りましょう。

スキンケア

クレンジングオイル顔を洗って、その後なにもしないと水分はすぐに蒸発してしまいます。ですので水溶性の保湿成分を含んだ化粧水や乳液、クリームなどを使いましょう。重要なのは保湿成分を角質層までしっかり届け、それを保持することです。化粧水とは水分、乳液・クリームは油分です。化粧水で肌に水分を浸透させて乳液などの油分で覆うというのが通例です。多くの低価格の化粧品は分子構造的に肌に浸透しない物も多く、選ぶ時は注意が必要です。

化粧水のおすすめは以下の水溶性保湿成分を含んだものです。

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • グリセリン

乳液、クリームのおすすめは以下の油性保湿成分を含んだものです。

  • ヒト型セラミド
  • ステアリン酸コレステロール
  • スフィンゴ脂質
  • 水素添加大豆レシチン

特にエラスチン、セラミドは細胞間脂質の一種でもあるので肌になじみやすく保湿力が高いとされています。タイミングは洗顔後、入浴後すぐです。水分が蒸発してしまう前にケアしましょう。

空気中の湿度

syawa-空気中の水分が少ないと空気が水分を欲するため、肌から水分を吸収しようとします。そのせいで身の回りの湿度が低いと肌が乾燥してしまいます。特に冬の室内の暖房・夏の強い冷房は、お肌をさらに乾燥させます。これを防ぐためには周りの湿度を上げる必要があります。その方法として以下の方法があげられます。

室内での対策

  • 加湿器を使う
  • 濡れたタオル、洗濯物などを室内に干す
  • 入浴後の浴室の戸を開けたままにする
  • 石油ストーブ、ガスファンヒーターを使う
  • 鍋をしたり、底のある器にお湯を入れておく

空気中の湿度は50%くらいを目安に保つのがいいとされています。

食生活

a1180_014377先述した様に、肌の保湿には水分、皮脂、NMFのバランスを整えることが重要です。セラミドやヒアルロン酸が含まれた化粧品も、肌に馴染みやすいとは言え、表皮のそれらの成分を補ってくれるほどではありません。本来肌の保湿に必要な成分は身体の内側から作り出さないといけません。また、細胞自体の保湿機能を保つのに必要な栄養素も多いので、以下を参考にしてみてください。

  • タンパク質…体内でコラーゲンなどを生成するのに必要なアミノ酸に変化します。
  • 亜鉛…細胞分裂を助けるミネラルです。
  • ビタミンA…皮膚や粘膜の水分を保持してくれる効果があります。
  • ビタミンB群…肌の乾燥による炎症などを抑えてくれます。
  • ビタミンC…コラーゲンの生成を助けてくれます。
  • ビタミンE…血行を促進して新陳代謝をあげ、ターンオーバーを助けててくれます。
  • セラミド…細胞間脂質そのものです。摂取したセラミドは体内で一度スフィンゴシンという物質に分解され、それがセラミドの生成を促進してくれます。

睡眠

睡眠時に分泌される成長ホルモンが肌のターンオーバーを促進してくれます。ターンオーバーが正常でないと、老角質の残った肌はNMFや細胞間脂質が不足しがちになり、水分の保持が難しくなります。

間違った肌の保湿方法

角質層保湿とは肌の表面ではなく、表皮と言われる層に水分をキープさせる力(保水力)を保つことです。つまり肌の表面が濡れている、湿っている状態が保湿されているとは言い切れないということです。もしも間違った方法で保湿していると、かえって乾燥を招いたり肌のバリア機能を損なう可能性があります。

過剰に化粧水をつける

化粧水にも様々な種類がありますが、そのほとんどは水分です。先に述べたように水溶性の保湿成分を含んでいなければ、肌に浸透しにくいです。肌に浸透していない化粧水は水で顔を洗っただけの状態と同様で、すぐに蒸発してしまいます。さらに過剰につけると、本来の肌の保湿力を損ねてしまい、乾燥しやすい肌になってしまうこともあります。

長時間のパック

保湿パックは肌の保湿にはとても効果的な物ですが、指定の使用時間以上に使ってしまうとパック自体が乾燥しはじめ、逆に肌から水分を吸い取ってしまいます。

まとめ

肌の保湿はスキンケアだけでなく、部屋の湿度や食事、睡眠といったものまで、自身の生活環境全体を振り返る必要があります。化粧水をたくさんつけているから他は疎かにしても大丈夫だろうという考えはかえって肌の乾燥を招くのではないでしょうか。肌の保湿とは老化や肌荒れの原因から肌を守ることでもあります。より綺麗で若々しい肌を保つためにも、しっかり保湿できる生活環境を整えましょう。

 


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