最近顔のたるみが気になる、毛穴が目立つ、老けて見られるなどといった悩みはありませんか?それらの原因は表情筋かもしれません。
表情筋とは顔の筋肉の事をさします。表情筋を鍛えて、きゅっとしまった若々しい顔を手に入れましょう。こちらでは、表情筋の仕組み、鍛え方などを詳しく説明していきます。
1. 表情筋って何?
顔を動かす為の筋肉
表情筋とは、目や鼻、口などといった顔を動かすのに必要な筋肉です。顔には30以上もの筋肉があるといわれており、それが交互に働く事で、人間特有の複雑な表情を作ります。また身体についている筋肉は、骨と骨を繋いでいます。しかし顔の筋肉はというと、骨と皮膚に繋がっているので、細かい様々な表情を作りだすことが出来るのです。
通常の生活では、表情筋の半分も使えていません。さらに無表情でいることの多いデスクワークの人は、表情筋が衰えやすいです。表情筋が衰えてしまうと、今まで保っていたハリのバランスが保てず、しわやたるみ、毛穴の目立ちなどが気になり出します。
■主な表情筋の種類
- 眉をあげる為の「前頭筋」 →眉毛の上の方から伸びている筋肉です。衰えると額の横シワが目立つようになります。
- 目を開閉する「眼輪筋」 →目の周りにある筋肉です。衰えると目尻のシワや、たるみが気になるようになります。
- 口角をあげる為の「頬筋」 →上下のあごから口角まで伸びている筋肉です。衰えると口角が下がり、老けた印象になります。
- 口の表情を作る「口輪筋」 →唇の周りにある筋肉です。衰えると口のシワやたるみが出てきます。
- あごを引き締める「オトガイ筋」 →唇の下からあごに向かって伸びる筋肉です。衰えると二重あごの原因になります。
2. 表情筋を鍛えるメリット
表情筋を鍛えることによってどんなメリットがあるのでしょう?
小顔効果がある
表情筋が鍛えられることにより、リフトアップが期待出来ます。顔が大きくみえる要因として、たるみによる二重あご、輪郭のぼやけ、そして代謝の低下によるむくみも考えられます。
表情筋を鍛えれば、むくみたるみが解消され、小顔効果が期待できるのです。
シワ、たるみの改善
筋 肉が衰えると、表面の皮膚が垂れ下がってきてしまいます。するとシワやたるみになるのです。表情筋を鍛えることにより、皮膚が引き上げられ、シワやたるみ が目立たなくなるようです。また筋肉が動くことで、血流やリンパの流れも刺激され、新陳代謝を活発する働きもあります。
表情が豊かになる
表情筋は使わなければ、どんどん固く、動きにくくなっていきます。固まった表情筋だと、すぐに笑顔を作る事が出来なくなったり、自分の感情を表現しづらくなってしまいます。表情が良く動く人は、明るい性格にみられますよね。
表情筋は、腕や脚に付いている筋肉とは違い、とても薄いのです。数日ですぐに鍛えられるわけではなく、毎日少しずつ続けることに意味があります。表情筋を鍛えると、沢山のメリットがあります。毎日意識して、表情を動かす運動を取り入れましょう。
3. 表情筋を鍛えよう!トレーニング方法
実際鍛えてみましょう!それぞれの筋肉を意識して、トレーニングをしてみて下さいね。
1.ウォーミングアップ
時間のない人はこれだけでOKです。顔全体をほぐす運動です。
- ゆっくりと顔を中央(鼻のあたりを意識する)に縮めましょう。縮めたら5秒間そのままキープしてください。その後顔を楽にしてください。
- 次は逆に顔全体を外側に広げるように伸ばします。外側から引っ張られているような意識でやるといいでしょう。これも伸ばせるだけ伸ばしたら、5秒間キープしてください。その後楽にしてください。
顔全体がほんのり温まるような感覚になったら、本格的なトレーニングを始めましょう。
2.二重あご防止!オトガイ筋を鍛える
- 顔をゆっくりと上に向け、限界まで真上を見上げます。
- 舌を出し、舌をゆっくりと真上に向かって伸ばします。このまま5秒キープします。
3.おでこ、目元のシワ予防!前頭筋と眼輪筋鍛える
- 目を思いっきり見開くと同時に、眉毛も思いっきり持ちあげます。
- 眉毛はそのままの位置で、まぶただけを閉じます。
- 閉じたまま眼球を左右に動かします。
- 15回程、眼球を動かしましょう。
4.口角を引き上げ、顔痩せ効果!頬筋を鍛える
- 口を前に突き出し、口を「お」の形にします。
- 「お」の口のまま、口は下に引き下げ、頬は逆に上に引き上げます。
- 再び1.の状態に戻します。これを10回程行います。
5.ほうれい線防止!口輪筋を鍛える
- 鼻下、鼻の横から、ほうれい線の上に置くように両手で、口輪筋全体を覆います。
- 口輪筋に置いた指の腹を使って、そのまま円を描くように時計回りに10回、反時計回りに10回回してください。
※ポイントは肌を傷つけないように、口輪筋を鍛えるように回してください。
4.顔の形で衰え方が違う
あなたの顔はどのタイプ?自分のタイプで弱い所を鍛えよう!
顔の形によって、たるみやシワ、脂肪が付きやすい場所があります。あなたの顔の形はどのタイプかを知って、集中トレーニングをしましょう。
たまご型は目のトレーニングを!
美形の顔型と言われていますが、老化が目立ちやすいと言われています。目の周り(まぶた)の上下がたるみやすい顔の形です。目元のトレーニングを中心に行いましょう。
丸顔は頬と二重あごのトレーニングを!
頬に余分な脂肪がつきやすく、筋肉がゆるむとブルドックのように頬の下にシワが出来やすいです。さらに二重あごになりやすい顔の形です。頬のトレーニングと二重あごのトレーニングを中心にやりましょう。
ベース顔は口元のトレーニングを!
エラがしっかり張っているので、たるみにくいのですが、その分口元に負担がかかります。ですので、口元がシワになりやすい顔の形です。口元のトレーニングを中心にやりましょう。
逆三角顔はオトガイ筋と口元のトレーニングを!
シャープでスッキリとした顎が特徴の逆三角の顔は、加齢と共に顎の肉がたるみやすいです。更に口元も引きずられるように、下がってきます。オトガイ筋と口元を中心にトレーニングしましょう。
5. 最後に
いかがでしたか?表情筋を鍛える為に使うものは一切ありません。無料で鍛えられます。
ポイントは自己流ではなく、シワたるみの出来やすい部分を、しっかりと意識した正しいトレーニングをすることです。顔の内側から鍛えることで、すでに出来てしまったほうれい線やおでこのシワなど、悩みを改善することも夢ではありません。
表情筋の内、実際に使われているのは、たった3割程度と言われています。残りの7割を鍛えることで、第一印象で一番大事ともいえる 「顔の加齢」を食い止めることが出来るかもしれません。
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