日本で血液型といえば、「性格診断」をイメージする方が多いのはないでしょうか。実は欧米では、血液型は「体質」を表すものというのが一般的な考えだそうです。そして血液型によって合う食事やライフスタイルが、健康や美容に繋がるという臨床データもあり、有名ハリウッド俳優も実践している人が多いのだとか。
こちらでは血液型別の合う食べ物、合わない食べ物、そしてオススメのエクササイズなどを詳しく紹介いたします。是非参考にしてみてください。
1. 血液型の誕生
O型→狩猟民族 A型→農耕民族 B→遊牧民 AB→更に進化
血液型別のダイエットには、それぞれの血液型に合う食材、合わない食材が存在します。それは血液型が生まれた背景、そして科学的特徴が深く関わってきます。
もともと人類の祖先の血液型は、O型だけでした。当時は基本的に狩猟をしての生活で、肉や魚などが中心の食生活でした。その後人口が増加するに伴い、農耕を行うようになり、A型が生まれました。さらにその後、遊牧民的な生活をするB型が生まれ、最後に文明の進化を経てAB型が出現したのです。
環境の変化に順応して血液型が誕生した背景を考えると、それに適した食生活やライフスタイルが見えてきます。例えばO型は狩猟民族で、肉類を食べ慣れているので消化もスムーズにできますが、農耕生活の慣れたA型には消化しにくいといったことが起こるのです。
また科学的には血液型によって、脳への伝達システムや消化酵素に違いが出るといった研究結果も出でおり、血液型によって合う食材合わない食材があると言われています。自分自身にあった食材をなるべく摂ることで、身体の健康や美容にも良いとされています。逆に自分に合わない食材を摂りすぎると、体調不良を起こす場合もあるそうです。
2. 血液型別ダイエット
O型
他の血液型に比べ、肉類を消化する酵素が約3倍もあるそうです。胃酸の量も多く、タンパク質を消化する力が強く、タンパク質を摂ると、代謝が活発になりやすいです。中でも動物性タンパク質が合い、逆に摂る量が少ないと心身が疲労しやすい体質です。逆にO型にとって炭水化物は新陳代謝を悪くさせるので、摂りすぎには注意してください。肥満に悩んだ人が、炭水化物や穀物類を口にしないだけで、ダイエットに成功するといったケースは少なくないようです。
以下、O型の身体に合う痩せるフード、避けるべき太るフードのリストです。
■O型の痩せる食べ物
- 牛肉やラム肉など赤身の肉
- 昆布やわかめなどの海藻類
- 脂ののったブリやタラ
- 濃い緑色の野菜ほうれん草、ブロッコリー
- くるみやアーモンドなどナッツ類
■O型の太る食べ物
- 小麦グルテン
- いんげん豆やレンズ豆などの豆類
- とうもろこし、キャベツ、カリフラワーなど白っぽい野菜
O型の場合、野菜のみのダイエット法は合いません。痩せやすい体質になるには、高タンパク質+炭水化物少なめを心がけた、食生活がベストです。
■O型のオススメのエクササイズ
O型の人は体を大きく動かす、激しい有酸素運動が適しています。ウエイトコントロールの為はもちろん、ストレス解消にもぴったりです。
理想的なエクササイズ
- ジョギング…1日30分を週3回
- 水泳…1日30~45分を週3~4回
- エアロビクス…1日45~60分を週3~4回
汗をたっぷりかく激しい運動をして、最大の効果が得られるのがO型のエクササイズです。定期的に行えるようになると、体型や精神面も安定してきます。寝つきが良くなり、短時間で深い眠りが取れるようになるので、是非挑戦してみて下さい。
A型
O型の人と正反対で、肉や魚が消化しにくいのがA型の体質ですす。これはA型がO型に比べて胃酸の量が少ないためです。
O型の人が肉を食べるとエネルギーになって消化されるのに対し、A型の人は 肉を食べるとその脂肪分が体内に蓄積されてしまいます。
A型の人はO型と正反対で、動物性タンパク質を消化しにくいです。何故なら胃酸の量が少ない為です。その為、A型は肉の脂肪分がそのまま蓄えられてしまいます。やはり農耕民族がルーツなので、野菜、穀物類全般が体に合います。腸にガスが溜まりやすく、お腹が張るので、食物繊維を意識して摂りましょう。加えてA型はコルチゾール(ストレスに敏感に反応するホルモン)の分泌量が多いため、ストレスによるダメージを受けやすいと言われています。ダイエット中は、ストイックになり過ぎないよう注意が必要です。
以下、A型の身体に合う痩せるフード、避けるべき太るフードのリストです。
■A型の痩せる食べ物
- 豆腐やみそなどの大豆製品
- 植物性油
- 脂ののった鮭、イワシなど
- 野菜全般
- さくらんぼ、イチゴなどベリー類
■A型の太る食べ物
- 肉、加工肉全般
- 乳製品全般
- 貝類、甲殻類など
■A型のオススメのエクササイズ
O型と反対に激しい運動よりも、リラックスしてゆったりと動くエクササイズが適しています。特にA型はストレス値が高く、あれこれ考えがちなので、気分がゆるむ気楽な運動を、楽しんで行うことをオススメします。
理想的なエクササイズ
- ヨガ…1日30分を週3回
- 太極拳…1日30~45分を週3回
痩せたい人は、適度に激しい運動を加えることが必要となります。ただ競技スポーツのやりすぎは、疲れるので注意が必要です。またA型は身体が硬くなりがちなので、ストレッチを忘れずにしましょう。
B型
B型はもっともいろんな食べ物を消化する能力を持っています。体内の消化システムがとても有能なのです。その為肥満が一番少ないとも言われています。
普通に食べていれば理想体重が保てるラッキー体質ですが、女性はストレスを感じると、食に走る傾向があるので注意してください。好き嫌いがはっきりしていて、凝り性のため、同じものばかり食べる傾向もあるようです。
以下、B型の身体に合う痩せるフード、避けるべき太るフードのリストです。
■B型の痩せる食べ物
- 濃い緑の葉野菜など
- さば、いわしなど脂ののった魚
- ヨーグルトやチーズなど発酵乳製品
- 牛肉以外のラムやマトンなどの赤身の肉
- しいたけ、しめじなどのきのこ類
- 卵
■B型の太る食べ物
- ピーナッツなどのナッツ類
- 赤身部分以外の豚肉、鶏肉、鴨肉
- トウモロコシ
- 小麦、そば粉などの穀物類
- ごま
■B型のオススメのエクササイズ
精神と肉体のバランスが重要になってくるB型のエクササイズは、精神面と肉体面のどちらにも有効な運動が適しています。 激しい有酸素運動と、リラクゼーション効果のある運動を組み合わせると体重をより落とせます。
理想的なエクササイズ
- テニス…1日30~45分を週3回
- ハイキング…1日30分を週3回
- サイクリング…1日30~45分を週3回
B型には新しい環境にすぐ馴染める利点がある反面、環境そのものがストレスの原因となる場合もあります。その為、ハイキングやサイクリングなど、環境の良いところに遠出をして、ストレス解消と身体のために良い事を行いましょう。
AB型
読んで字のごとく、A型とB型が合わさって出来たのがAB型です。B型のように肉は食べられますが、A型のように動物性タンパク質を消化する胃酸は少ないです。その為、肉の種類によって脂肪を溜めこんでしまう場合もあります。
しかし植物性タンパク質を取り込むのはA型同様に得意なので、積極的に摂りましょう。環境や食生活の変化に臨機応変に対応できるよう進化した、繊細な消化管・高い免疫力を持っています。また乳製品もB型同様、相性が良いとされています。太りやすい、体質に合わない食材はB型と非常に似ています。
以下、AB型の身体に合う痩せるフード、避けるべき太るフードのリストです。
■AB型の痩せる食べ物
- 豆腐や味噌などの大豆製品
- 緑の濃いブロッコリーやホウレン草などの野菜
- マグロ、鮭など脂ののった魚
- 苺やさくらんぼなどのベリー系
- きのこ類
■AB型の太る食べ物
- 赤みの肉
- ベーコンやソーセージなどの加工肉
- とうもろこしなど白い野菜
- 小麦
- ごまやナッツなどの種子類
■AB型のオススメのエクササイズ
基本的にA型とB型に適したエクササイズは向いています。
実はストレスに対して最も強いのがAB型です。しかし耐える力が強い分、無意識にストレスを溜めこんでしまう可能性もあります。そのストレスへの対応は、A型に良く似ていて、 知能と神経を使います。なのでAB型にとってリラックスすることはとても重要なのです。しかしA型よりアクティブで、エクササイズに入り込む必要があるので、時を忘れる、夢中になれるスポーツがAB型に適しています。
理想的なエクササイズ
- ゴルフ…1日60分を週2~3回
- バレーボール…1日30分を週3回
- 合気道…1日60分を週3回
スポーツに激しさと体調が合っていれば何でも構いません。 また精神を高めるスポーツもAB型向きです。
3.最後に
これを食べなければなどと、神経質になることはありません。もし前から苦手な食べ物で、身体に良いから仕方なく食べていた食材が、避けるべき太るフードに含まれていたら、これから無理して食べる必要は無いということです。
エクササイズにしても、合う運動が分かっていれば、何の運動をしたら良いかと悩む必要がありません。科学的に実証されているダイエット方法なので、是非実践してみて下さい。
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