朝起きた時や会話中など、理由はわからないけど自分の口臭が気になるときはありませんか?
口臭にはいくつか理由がありますが、体の健康状態とも大きな関わりもあるのです。
口臭の原因を知って正しい予防をし、口臭が気にならない、楽しいライフスタイルを送りましょう!
気になる口臭の原因
口臭には、「生理的口臭」、「病的口臭」、「飲食物などによる口臭」、「心理的口臭」に分けられます。その違いと原因について説明します。
1.生理的口臭
生理的口臭は、寝起きや空腹時、緊張している時、ストレスが溜まっている時など、ホルモンバランスが崩れた時などに出る、すぐに消える口臭のことです。誰にでもある口臭なので特に治療は必要ありません。
口の中の唾液の量が減ってしまうことが原因としてあります。
2.病的口臭
病的口臭は、生理的口臭などの誰にでも起こる口臭ではなく、病気の症状として発生する口臭のことをいいます。
虫歯や歯周病や口内炎、下の汚れなどから発生するものと、鼻疾患や胃腸疾患、糖尿病などの病気によるものがあります。
病的口臭は、口臭の元となる病気を治すことができれば改善できます。
3.飲食物・タバコなどによる口臭
ニンニクや玉ねぎ、アルコールやタバコ等の摂取による口臭のことです。これは時間が経てば消える口臭ですが、身近な人からすればとても不快感なものです。
4.心理的口臭
実際には口臭がしていないのに、自分自身で強い臭いがあると思い込んでしまう人がいます。これは、ストレスやトラウマがきっかけとなっているようです。
口臭予防ケア
口臭予防の方法としては、口の中を清潔に保つことが大切です。毎日のセルフケアだけでなく、歯科医師などの専門家による指導も大切です。
下記では、私生活で改善できる口臭予防対策をご紹介します。
よく噛んで食事をする
柔らかいものばかり食べていると、口の周りの筋力が衰えて唾液の分泌が減少してしまいます。ひと口30回程度を目安によく噛んで食べることを意識してみましょう。
歯みがきやうがいをこまめに行う
歯みがきやうがいは、口の中を刺激し唾液分泌を促すので唾液腺の活動を活発にします。一番手軽な唾液分泌に有効な方法です。
すっぱいものを想像する
梅干しを見るとすっぱい感覚が起こり、勝手に唾液が出るかと思います。この性質を唾液が減りやすいときなどに利用します。簡単に唾液が出るので効果的です。
空腹になるのを避ける
空腹になると、ねばねばした唾液が増え口臭がひどくなります。なるべく1日3食しっかり摂り、空腹になる時間をあまり作らないようにしましょう。また、良く噛んで唾液をたっぷり出せばその日の口臭を予防することができます。
もし食事が摂れない場合は、水を飲みましょう。水を飲む習慣は口臭予防には大切です。
唾液腺をマッサージする
左右の頬を指で上下に数回こすったり、舌を左右に動かすだけでマッサージ効果があり、唾液腺が刺激されて唾液が多くでるようになります。
舌の汚れの掃除
なんと、口臭の約60%が舌の汚れが原因なのです。舌に細菌や食べカス、粘膜のカスが付着することで口臭がきつくなります。そのため、舌の掃除は毎日することをオススメします。歯ブラシで舌をこする方法でも良いですが、舌掃除専用のクリーナーのほうが効果的に除去することができます。
専門家による指導や治療
病的な口臭は、歯周病や虫歯などが原因となっている場合があります。口臭が気になったら歯科医院などで見てもらいましょう。定期的に歯科医院に通うことで清潔に保つことができますし、正しい治療方法や清掃方法について指導を受けることができます。
口臭を予防できる5つの食べ物&飲み物
1.ビタミンC
ビタミンCには口臭を予防する力があるため、とても効果的な食べ物といえます。ニンニクや玉ねぎなどの臭いがきつい食べ物を食べたときには、数時間後にビタミンCが豊富に含まれている食材を食べると良いです。
ビタミンCが多く含まれている食材・・・キャベツ、ピーマン、トマト、カボチャ、ゆず、オレンジ、リンゴ、レモン、キウイなど
2.緑茶、紅茶、ウーロン茶
これらの飲み物には、口臭予防の効果がある成分のカテキンが含まれています。他にも、抗酸化作用や強い殺菌力、虫歯菌の繁殖を抑える効果もあります。
3.ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、口のなかの細菌を繁殖させないようにする働きがあります。
ヨーグルトを食べるだけでも良いのですが、ヨーグルトを歯ブラシに付けて歯を磨くとより効果的なのです。少し抵抗があるかもしれませんが、普通に歯磨きをしても消えなかった口臭が消え、歯茎もキレイになるのでオススメです。
4.ハーブ
ミントやバジル、クレソンなどのハーブ類には消臭効果や抗菌作用があります。さらに栄養価も高く、美容に良い食物繊維やビタミンA、B、Cが含まれているため、血液をサラサラにしてくれる成分も含まれているので体の中からキレイにしてくれます。また、肉料理などの油による胃の荒れも予防してくれるので、口臭予防に良いでしょう。
5.海藻類
昆布やめかぶなどの海藻全般に多く含まれるアルギン酸という成分が唾液の分泌量を促進し、口の中の最近を減らす効果があります。また、海藻類には生活習慣病予防にも効くといわれています。
口臭を予防するための3つの生活習慣
1.しっかりと睡眠をとる
睡眠不足の場合、自律神経のバランスが崩れてしまいます。また、口呼吸の場合は口の中が乾燥しやすく口臭の原因に繋がるため、十分な睡眠をとることが大切です。
2.ストレスを溜めない
ストレスを溜めすぎると、口の中の唾液の量が減ってしまい口臭に繋がるので、ストレス発散できる趣味を持つことや、リラックスをする時間を作ることが大切です。
3.1日3食を心掛ける
1日3食、規則正しく食事をすることが口臭予防には大切です。
暴飲暴食をすると、胃や腸の機能が低下してしまい、唾液の分泌が抑制されてしまうので口臭が強くなってしまうためやめましょう。
ゆっくりと良く噛んで食べることを心掛けましょう。
自分自身の口臭の原因はわかりましたか?
大切な人間関係を壊してしまわないためにも、この対策を試して気になる口臭を改善しましょう。
▽この記事を読んだの方はこちらの記事も読まれています。▽
・足がくさい→足の臭いを無臭にする!自宅で出来る簡単5方法・
ご質問・ご感想などお聞かせください