脱毛期間って長くない！？プロが教える期間を短縮する効率的手法

脱毛の期間ってどれくらいかかるの？
脱毛はなぜ１回で終わらないの？
とお感じになられていませんか？

特に剛毛な方や毛深い方はそう考える事も多いと思います。脱毛サロンには一体どのぐらいのベースで行けばいいのでしょうか、また結局どのぐらいの期間がかかるのでしょうか？
今回は脱毛サロンを経営する私が脱毛期間について６つの事をお伝えしていきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

１、なぜ脱毛には長い期間がかかるのか｜毛周期について
２、脱毛の回数は男性の平均で6回〜12回｜部位別の平均回数
３、ツルツルにしたいなら1.5〜3ヶ月に1回のペースで脱毛サロンに通うべし｜減らしたい量で変わる再来店周期
４、全部終わるまでの期間は？　｜トータルのかかる年月・終了期間について
５、自分は平均よりも回数や期間がかかりやすい人なのかを判断する方法｜脱毛の期間が掛かりやすい人の特徴と理由
６、最短で脱毛を終わらせるプロ直伝の手法｜レーザー脱毛＆光脱毛＋針脱毛の合わせ技

１、なぜ脱毛には長い期間がかかるのか

脱毛は成長期の毛しか処理できません。毛にはサイクルがあり、毛を作る細胞が活性化している毛穴（成長毛）と毛は生えていても細胞がお休みしている毛穴（退行期）、そして毛が生えていない完全にお休みしている毛穴（休止期）があります。このように、毛が休んではまた生えてくる周期を毛周期といいます。
この毛周期が何回も脱毛をしなければならない理由なのです。今すぐに全ての毛を脱毛したくても、毛周期のサイクルの中での成長毛しか脱毛できないのです。休止期の毛は、時期を待って毛穴から毛が出てきたタイミングで、施術を行わなければなりません。それが脱毛を何回もやらなくてはいけない理由です。

 

1. 【休止期】毛を作る細胞がお休みをし、毛穴自体にも毛がない状態を休止期と言います。（図１）
2. 【成長期】お休みしていた細胞は、毛細血管から栄養素を取り込んで、毛を作ります。最初は毛穴の中を毛が伸びていきます。その後、毛が外に飛び出します。この毛が伸びている状態を成長期と言います。（図2〜5）
3. 【退化期】成長期後、毛は徐々に細胞から離れ、抜ける準備をします。この状態を退化期または退行期と呼びます。その後、毛は自然に抜け落ち、また休止期に戻ります。この一連の流れを毛周期と言います。（図6〜7）

ポイント

★脱毛は、活性化している細胞と毛がつながっている状態（成長毛）の毛しか処理できません。
★休止している毛は現在生えている毛の3～5倍ほどとも言われています。

２、脱毛の回数は男性の平均で6回〜12回

ツルツルにしたい場合は6回〜12回の脱毛が必要です。また、薄くしたい場合は、4回〜9回の脱毛回数になります。

※以下は、男性脱毛の平均値です。多く回数が掛かる方（Q５参照）は、1.2~2倍ぐらい回数かかるケースもあります。
※女性は男性の半分～2/3回ぐらいで終わるケースが多いです。

レーザー脱毛・光脱毛の場合

平均的には、髭（口下・鼻下）＞＞髭（首回り）＞陰部＞腕＞脇・ほほ・もみあげ＞胸毛・腹＞うなじ＞足（ヒザ下）の順番で回数がかかる場合が多い様です。

【男性】　体毛の場合

	光脱毛	レーザー脱毛
ツルツルにしたい	８回～１２回	６回～１０回
５０～７０％OFF	５回～９回	４回～６回
２０～５０％OFF	３回～５回	２回～４回

【男性】　髭（口下・鼻下）の場合

	光脱毛	レーザー脱毛
ツルツルにしたい	１５回～２５回	１０回～１８回
５０～７０％OFF	１０回～１８回	６回～１２回
２０～５０％OFF	６回～１３回	４回～８回

針脱毛

針脱毛は回数よりも時間で施術する場合が多いです。以下の表は、殆ど無くしたい場合の時間の目安となっています。

【男性】　針脱毛目安施術時間

眉毛周辺｜３０分～６時間	アゴ～ノド付近｜２時間～３０時間以上	脇の下｜８～２０時間以上
唇上｜１時間～２０時間	ひたい｜１時間～２０時間以上	ヒジ下orヒジ上｜６～４０時間以上
唇下｜１時間～４時間	襟足｜２～１０時間以上	ヒザ下or　ヒザ上｜１２時間～１００時間以上
顔の側面｜２時間～３０時以上	乳首周辺｜３０分～５時間以上	ビキニライン｜８時間～３０時間以上
アゴ全面｜５時間～４０時間以上	胸｜５時間～９０時間以上	背中｜２０時間～８０時間以上

※針脱毛は一本一本抜いていく脱毛です。毛量が多ければ多いほど、時間が長くかかり料金が高くなります。
※半分の毛量にするのは、その半分ほどだとお考えください。

３、脱毛サロンに通う最適なペース

ツルツルにしたい方は最初のうちは１．５～３か月に一回のペースで施術を受けましょう。そして伸びるスピードが遅くなってきたら、３～６か月に一回にします。薄くしたい方は最初から３か月～６か月に一回の周期が効率的です。
※髭は体毛に比べ、毛が約２倍のスピードで伸びています。以下の周期は体毛の周期ですので、髭の場合は殆ど無くしたい方は、３週間～１か月周期で通うのがおススメです。
※針脱毛は、最初は２週間～１か月の施術を続け、その後１か月～２か月に一回の施術になります。

レーザー脱毛・光脱毛の周期

【ツルツルにしたい方】：1.5ヶ月〜3ヶ月に1回（毛が3割〜６割程度生えたら施術するのが最も効率的）

毛周期に合わせて施術をして行きます。成長期の毛が増えたタイミング（毛が退行期に移る前）で２度目の施術を行うのが良いでしょう。退行期に毛が入ってしまうと、またその毛が成長期になるのを待たないといけないため、結果的に回数が余分に掛かってしまう場合があります。１回目の毛量を１００％とした場合、２回目は３０～６０％ぐらい生えたら施術するのがおススメです。（多少個人差があります。）そのタイミングですと、成長毛がまだ退行毛になっておらず、効率的に毛を処理できます。大体、３～５回目ぐらいまでは、２～３か月周期になる方が多いです。

【毛を薄くしたい方】：3〜6ヶ月に1回（８割程度生えてから施術するのが最も効率的）

薄くしたいだけの方は、毛周期よりも単純に毛の量で次回の再来店時期を決めましょう。薄くしたいという事は、多少退行期に毛が移行しても構わないと考え、３回目までは８０％以上生えてから行っても良いかと思います。こちらも毛の伸びるスピードによってベストなタイミングが変わりますが、大体３～６か月での再来店となる方が多いようです。

針脱毛の周期

これは毛量によって大きく変わるので、施術者と相談した方が良いです。多い毛量ほど頻度良く通うことになります。

注意１

レーザー脱毛や光脱毛を行う方は、脱毛時には毛は抜けません。脱毛を行った後１週間～２週間後くらいから毛が抜けてきて、３週間～１か月後には一度薄くなります。退行期の毛もあるので、体毛であれば８０％以上抜ければ合格点だと思います。
ですが、まれに全く抜けないのにも関わらず、続ければ減ると言う脱毛士がいます。抜けないのに減る訳がありません。抜けない場合は、熱量不足や機械との相性などが考えられます。
このページで紹介している回数や期間は、あくまでも一度の施術で生えている毛の８０％以上が抜けるのを繰り返した場合を想定しています。抜けない場合はその通りにはいかない事が多いので、気を付けて下さい。
※当サロンでは、初回来店時に行った施術の部位が８０％以下しか抜けなかった場合、１か月以内のご予約で再度無料にて施術を行っています。ただし口下と鼻下のみ特殊な抜け方をするため無料再施術の範囲外です。

注意２

【毛周期は２か月または３か月】と決めている医院・サロンもありますが、人の毛周期はそれぞれ個人差があります。自分の伸びるスピードに合わせて施術した方が効率的かと思います。

４、脱毛が全部終わるまでの期間は1〜2年ほどかかる

レーザー脱毛は薄くするのに半年～１年ほど、ツルツルにするのには1年～２年ほどです。
光脱毛は、薄くするのに半年～1年半ほど、殆ど無くすには1年半～３年ほど期間がかかります。
針脱毛は、毛量が多ければ多いほど回数（時間）がかかりますが、毛周期上薄くするのに半年以上、無くすのには約２年かかります。

レーザー脱毛・光脱毛の場合

【体毛】最初の施術は２～３か月に一度の来店ですが、毛が薄くなってくると（平均４～６回あと）伸びるスピードが極端に遅くなります。最終的には半年に一回となる方もいるので、トータルの年数で数えると長く感じますが、来店頻度はどんどん長くなっていくでしょう。
※髭の場合は、伸びるスピードが体毛の約２倍と言われています。ですので、最初は３週間～１か月の周期で来店し、徐々に遅くなっていきます。最終的には数か月に１回の来店となります。

針脱毛の場合

毛量が多い場合は、通常一回の施術では生えている毛を全て処理しきれません。そのため、最初のうちは頻度良く（２週間～１か月に一回）来店し、減らしていきます。最終的には、生えてくる毛が少なくなるため、２か月おきに行ったとしても施術が数分で終わってしまう状態となります。１年後にはお休みしている毛が出てきたら来店し、少量をやってもらうという形になる方が多いようです。

体毛でも毛周期の速さは、腕や足でもやや違いますが、圧倒的に伸びるスピードが速く、成長期が長いのが髭です。髭は体毛に比べると約２倍のスピードで伸びていると言われています。

毛周期上、体毛脱毛の場合はレーザー・光脱毛で２か月に１回、髭脱毛の場合は１か月に１回行う場合が多いです。また、針脱毛は時間単位で行いますので、１回の来店で表面に見えている毛を取り除くのが難しい場合は、毎月や２週間に１回など行う場合が多いようです。

５、自分は平均よりも回数や期間がかかりやすい人なのかを判断する方法

レーザー脱毛や光脱毛は、【濃い毛が密集しているor細い毛が沢山生えている人】の回数がかかりやすく、よって期間も長くかかる場合が多いです。
針脱毛では、太い毛が沢山生えている人が回数がかかりやすいです。

レーザー脱毛・光脱毛において、回数が掛かりやすい人の特徴

濃い毛が密集している

★熱量が分散してしまう＆毛穴が深く、光の熱が届きにくい部位が多いからです。
濃い毛が密集している代表的な部分は、髭の口下・鼻下・ビキニライン中央などですが、この部分に光を当てた場合、【拡散してしまい抜けにくい】のが主な理由です。
また口下（アゴ付近）・鼻下の髭は、密集しているうえ、実はとても毛穴が深く、光が届きにくい部位となっています。

細い毛が沢山生えている

★光が毛に集中せず、うまく熱が毛の細胞に届かないからです。
意外かもしれませんが、レーザー脱毛や光脱毛は、【太い毛よりも細い毛の方が抜けにくい】のです。その理由は、レーザーや光脱毛は、光が黒い色に集中する作用を使って脱毛しているからです。細い毛の方が黒い色素が弱く、光を集める力が弱いのです。そのため、細い毛の下にある毛の細胞に熱がうまく届かず、抜けにくくなってしまい、回数や期間がかかってしまう事になります。

針脱毛において、回数（時間）が掛かりやすい人の特徴

太い毛が沢山生えている人

★太いほど一本の毛をやっつける時間がかかり、よって全体の時間が伸びてしまいます。
針脱毛では、電気の力を使って脱毛を行いますが、その際太い毛ほど長く電気を流さないと細胞がやっつけられません。ですので、太い毛が沢山生えている人は、全体の時間が伸びて回数（時間）が掛かりやすくなってしまします。

６、最短で脱毛を終わらせるプロ直伝の手法

脱毛には結構な期間が掛かります。少しでも短い期間で終わらせる方法をここで説明させて頂きます。
それは、レーザー脱毛or光脱毛と針脱毛を組み合わせるのです。それぞれ得意分野があるため、両方を組み合わせると非常に効率的に脱毛を実施できます。具体的には、レーザー脱毛や光脱毛は、太い毛に強く、細い毛（色素が薄い毛）や白毛は脱毛するのが得意ではありません。脱毛を進めていくと太い毛が減り、どんどん毛が細くなってきます。そうすると最終的には脱毛を行っても、抜けにくい毛が多く残るのです。
そうなった場合は、針脱毛の方が有利と言えます。針脱毛は毛の細さや太さ、色味を問わず施術出来ます。本数が少なくなって、抜けにくい毛が増えたようなら、針脱毛に移行するのも一つの方法と言えるでしょう。
ただし、この方法をとっても毛周期という周期がある限り、１～２か月で脱毛を終わらせることは不可能です。どうしても脱毛はある程度の期間は必要とするのです。

まとめ

いかがでしょうか？脱毛の期間や回数などご理解頂けたかと思います。
脱毛は確かに期間が掛かるものです。ですが、長い人生を考えれば今脱毛しておけば１～２年後には体毛の薄い体が手に入ります。自分の体は文字通り一生モノです。
確かにコストもかかるものですが、その分の満足感も長年に渡って得られるものだと思っています。このページが貴方の脱毛の理解を手助け出来たら、頂けたら嬉しく思います。

お問い合わせはお気軽に
03-6435-1237

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